2016年10月31日17:00
VisaやMasterCardはすでに開発者向けに決済ネットワークを開放しているが、Amexもこれにならってネットワークを開放した。サービス名称はAmex for Developersである。
ネットワーク開放とは、Amexの多様なAPIと開発リソースを提供し、決済ネットワークを有効に活用してもらうこと。
すべて自社内でソリューションを開発するのではなく、外部と協力して新たな決済サービスを提供する。
国際ブランドはこれまで厳格に決済ネットワークへのアクセスを禁じていたが、歴史的転換点にさしかかっている。それほど、フィンテックを脅威に感じているのだ。
決済技術ではApple Pay対応、ATM現金引出、非接触決済、モバイルNFC、mPOSなどのAPIを提供しているが、順次拡大していく。
テスト環境も整備されているため、本物のカードや決済端末と接続する必要がない。Amexは開発者のクリエイティビティに期待している。