2016年10月31日18:08
近畿大学と三井住友カードは、平成29年度(2017年度)一般入試・後期から、合格者に対して、日本の大学で初めて入学時の入学金・授業料等の支払いにクレジットカード決済ができるサービスを提供すると発表した。また、次年度以降は、推薦入試(一般公募)、一般入試・前期でも入学手続時にクレジットカード決済を導入する予定だ。
近畿大学は、平成26年度(2014年度)入試において、日本の大学で初めて紙の願書を廃止し、インターネット出願に一本化した(近大エコ出願)。その後もAmazonでの教科書販売、保護者用ポータルサイトの開設、Visaプリペイド機能付き学生証の発行など、他大学に先駆けたサービスを提供している。
2016年11月1日から、近畿大学の推薦入試(一般公募)の出願が開始となるが、今回から近大エコ出願をさらに進化させ、出願から入学までの手続をインターネット上で一括管理できるようにする。これまでは出願、合否照会、入学手続の各システムが独立しており、受験生はそれぞれにIDやパスワードを管理する必要があった。今回、煩雑なシステムを一括化することで、1つのアカウントで近畿大学の入試に関するすべての手続を行うことも可能となる。
また、一般入試・後期からは合格者を対象に、日本の大学で初めて入学時の入学金・授業料等の支払いにクレジットカード決済を導入する。従来の銀行振込も可能だが、クレジットカード決済を利用すれば入学手続と入学金・授業料等の支払いがすべてネット上で完結し、銀行窓口の営業時間に縛られることなく、24時間、土日でも自宅で手続が可能になる。
手続期間の短い一般入試・後期においては、特にこのサービスが有効となるとしている。また、クレジットカードの機能を利用して、分割での支払いを選択することも可能だ。