2016年11月16日9:00
11月8日インドのモディ首相は2種類の高額紙幣の使用を禁止すると発表した。猶予期間はなく、11月9日から禁止というから強権発動だ。
2種類とは1,000ルピーと500ルピー紙幣。日本円にすると1600円と800円。これらの紙幣は11月10日から12月30日までに銀行や郵便局の講座に預けなければ、紙くずになるとコメントしている。この措置も思い切ったものだ。
では高額紙幣がなくなるかと思いきや、新たに500ルピーと2,000ルピー紙幣を発行するという。
それだけ地下経済が横行しているということ。インドの脱税額はGDPの50%になるとみられている。経済活性化のためにはキャッシュレスでお金の動きをトラッキングすることが不可欠、とインド政府は考えたようだ。