2016年12月9日9:00
API型決済代行のストライプの時価総額が90億ドル、約1兆円に達した。今回の調達をリードしたのはアルファベット傘下のCapitalGとGeneral Catalyst Partnersで1.5億ドルのラウンドとなった。
ストライプは今回を含め8回のラウンドで4.4億ドルを調達している。これまでの時価総額は50億ドルだったが、今回の調達で90億ドルへ飛躍した。
フィンテックの時価総額は軒並み下落しているのに対し、ストライプは逆行高となっている。ブルームバーグの米国スタートアップ調達指数は前年より8.9%ダウンしている。
ストライプの与信枠も増えた。チェイスやゴールドマン、モルガン・スタンレー、バークレイズはストライプに対し、2.5億ドルのリボルビングクレジット枠を設定したのだ。
自己資金と融資枠によって、ストライプのシステム投資や国際展開が加速するとみられている。アナリストの中には、この動向からストライプのIPOが近いと推測している。