2017年2月18日9:00
オーストラリアの銀行グループはアップルに対し、Apple PayのNFC機能を開放しないのは独禁法に抵触すると豪州公正取引委員会に提訴したが、これは却下された。
その銀行グループとは、コモンウェルスやウェストパック、NAB、Bendigo、Adelaide Bankの5行。彼らが打った次の手は、Apple Payの利用手数料を消費者から徴収しようというもの。
これに対しアップルは、この行為はモバイル決済サービスの使用を意図的に妨げ、独自ウォレットへ誘導しようとしているとして、公正取引委員会に提訴した。
アップルが銀行に課しているApple Pay利用料をなくせば済むことなのだが、それを銀行が飲み込むのか、消費者に転嫁するか、を巡って泥仕合が続いている。