2017年3月21日21:14
ECソリューションプロバイダーであるAzoya International (Hong Kong) Ltd.は、松屋へ、中国本土向けの越境ECソリューションの提供を2017年3月21日から開始したと発表した。越境EC サイトには、中国の消費者に人気の高いベビー用品や化粧品など約700種類の商品が掲載され、品目は今後順次拡大される予定だ。
Azoyaは2013年の設立以来、世界11カ国35社(松屋含む)の企業に、中国向けの越境ECソリューションを提供しており、中国語Webサイトの立ち上げや決済サービスの提供だけでなく、物流管理や現地でのカスタマーケア、マーケティング、キャンペーン企画など、顧客企業の越境ECを包括的に支援している。
Azoyaの越境ECソリューションの特長として、顧客企業の国内向けWebサイトのデザインイメージを保った越境ECサイトを立ち上げ、サイト内には日本語サイトへのリンクもつけることで、中国の消費者にも本物の日本企業サイトであることを認識してもらうことができるという。また、価格は実店舗で販売されている日本国内向けの円価格と、それを当日のレートで換算した中国の元価格の両方を表示。さらに、商品だけでなくさまざまな情報を企業から消費者に発信できるそうだ。
物流においては、日本の所定の倉庫から先はAzoyaがすべて配送を行う。また顧客企業ごとにAzoyaの中国オフィスの専門のチームが担当する。
さらに、Azoyaのオムニチャネル施策は、Wechat QRコードが観光客の関心を引くように店舗に置かれ、帰国後のオンラインでの購入を促進し、同時に中国のソーシャルメディア、モバイルアプリ、ウェブサイトなどでの販促を通じて、インターネットで買い物をする若い消費者が実店舗を訪れることを促すという。