2017年5月1日9:00
欧州でモバイル専業銀行がつぎつぎに誕生しているが、今度はフランスの携帯キャリアが参戦した。その名はオレンジバンク(Orange Bank)。
そう、フィンテックに積極的なオレンジが本格的に銀行業へ進出する。スタートはこの夏。オレンジが美味しいシーズンに。
オレンジの携帯電話契約者でなくても口座開設が可能。口座を開設すれば、当座貸越枠、定期預金口座、そしてVisaデビットカードがついてくる。
カードを使うと、オレンジバンク専用アプリに通知が届く。利用明細を参照できる。モバイルでカードの利用制限。という基本機能を具備。
アンドロイド端末であればOrange Cash、iOSであればApple Payを使ってNFC非接触決済もできる。当然ながら、個人間送金サービスも実装する計画だ。個人間送金はSMSを利用する。
現在保険や融資も検討中。APIを公開し、先進的なフィンテックと組んでユニークなサービスをスピーディに提供する。まずはフランスでスタートし、スペインやベルギーでもサービスを展開する予定だ。