2017年5月10日20:00
ジェーシービー(JCB)とナウキャストは、クレジットカード会員の属性や決済情報などのビッグデータを活用し共同開発した消費統計「JCB消費NOW」にて、6種類の消費指数を公開したと発表した。
今回、公開した消費指数は「総合」・「外食」・「ドラックストア・医薬品」・「ファミリーレストラン」・「ガソリン」・「EC消費」の6種類で、それぞれ月次および半月(1日から15日までの月前半、16日から月末までの月後半)単位のデータを閲覧することが可能だ。
2017年3月(確報)の総合指数(月全体)は114.9となり、2015年4月以降で2番目に高い水準となっているそうだ。また、2017年4月15日(速報)までの3カ月移動平均ベースで見ると、総合指数は前年比+8.2%となっている。EC消費は同+55.3%と伸びが突出している。
なお、JCB消費NOWは、経済産業省が提供する「商業動態統計」のような既存の消費統計と高い相関関係が確認できており、小売活動の調査を行う証券アナリストや、マーケティングリサーチを行うメーカーなどが活用できるという。