2017年5月10日21:34
フライトシステムコンサルティング(フライト)は、同社のタブレット向けマルチ決済装置「Incredist Premium」がJCBのコンタクトレスEMV「J/Speedy」のブランド認定を取得したと発表した。
フライトは、2010年9月よりiPhoneやiPadをクレジットカード決済端末にする大企業向けソリューション「ペイメント・マイスター」を販売している。すでに高級ホテル施設での決済、レストランのテーブルチェックや観光タクシーでの決済、および旅行代理店等に導入されている。また2016年3月には、磁気クレジットカード、接触型ICによるクレジットカード(EMV)、日本の電子マネーという3種類の決済に加え、新たにコンタクトレスEMVに対応したマルチ決済装置「Incredist Premium(インクレディスト・プレミアム)」を発売開始している。
すでにMasterCard Contactless, Visa payWave, AmericanExpress ExpressPayの3ブランドは認定を取得していたが、新たにJCB J/Speedyのブランド認定の取得が完了した。日本国内ではApple Payが日本の電子マネーであるNTTドコモの「iD」、「QUICPay」の電子マネー決済ネットワーク網を活用してスタートしたが、欧米で使われているApple PayはすべてこのコンタクトレスEMVが使われているという。フライトでは、 2020年の東京オリンピックへ向けた訪日旅行客の利便性を視野に入れ、海外のみならず国内の決済センターでコンタクトレスEMVによる接続を積極的に推進している。また中国銀聯 QuickPass、Discover D-PASについても認定取得を現在進めているそうだ。