2020年6月23日19:56
フライトシステムコンサルティングは、同社製品であるマルチ決済装置「Incredist Premium(インクレディスト・プレミアム)」の後継機「Incredist Premium II(インクレディスト・プレミアム・ツー)」を開発し、従来のあらゆるクレジットカード決済に加え、新たにマイナンバーカード読取に対応し、2020年秋より販売を開始すると発表した。
同社は、2010年9月よりiPhoneやiPadをクレジットカード決済端末にする大企業向けソリューション「ペイメント・マイスター」を販売している。また2016年3月には、マルチ決済装置「Incredist Premium(インクレディスト・プレミアム)」を発売開始している。
一方で、 2016年1月から開始されたマイナンバー(個人番号)制度だが、現在では約2,100万枚、普及率は16.8%になっている。2020年9月からはマイナポイント(キャッシュレス決済で付与されるポイント)によるポイント付与や、 2021年3月からは健康保険証としても利用できるようになる予定で、 今後もさまざまな場面で広く活用されると期待されている。
従来の「Incredist Premium」の後継機として、カード決済だけではなくマイナンバーカードの読み取りも対応した「Incredist Premium II」を開発し、地方公共団体情報システム機構が運営する「適合性検証済ICカードリーダライタ一」の適合試験を受け「マイナンバーカードに対応したICカードリーダライタ」として認定された。
2020年9月よりクレジットカードや電子マネー、 QRコードなどのキャッシュレスで支払いを行い、 かつマイナンバーカードを提示した顧客には25%ものマイナポイントが付与されるという、実質25%割引なサービスが開始される(上限5,000円)。また2021年3月から健康保険証のマイナンバーカードへの統合が開始される。 Incredist Premium IIは病院で健康保険証の確認と支払い業務における決済の両方を満たすことができる製品だとしている。
今後同社では、 従来のクレジットカード決済の読み取りニーズに加え、マイナンバーカードの読み取りを紐付けて一連の業務が行えるメリットを活かし、多店舗展開している小売業・医療関係者に向けて「Incredist Premium II」の拡販を目指す。