2017年5月17日19:57
第一勧業信用組合とコイニーは、スマートフォンやタブレット端末を使った決済サービス「Coiney(コイニー)」を使い、都内の事業者に対し導入の支援を行うビジネスマッチング契約を締結し業務提携を開始したと発表した。第一勧業信用組合のフィンテック企業との業務提携は今回が初の試みとなる。
第一勧業信用組合は、都内26拠点(22支店・4出張所)においては、店周の地元商店街を中心に飲食店や小売店との取引があり、融資など金融支援に加え、仕入・販売に係る営業斡旋や顧客紹介、展示会や催事への出店推薦などさまざまなサポートを展開している。
一方コイニーでは、スマートフォン・タブレット端末を使い、クレジットカード決済の利用を可能にする「Coiney」、および決済ページがつくれる「Coineyペイジ」を提供している。また2017年4月から訪日中国人観光客の受け入れ体制強化を目的に、「WeChat Pay」に対応した「Coineyスキャン」の提供を開始した。
今回の提携により、第一勧業信用組合の26拠点を通じて都内にてCoineyを使った決済環境を整備し、キャッシュレス社会を推進していくそうだ。訪日外国人観光客が増えるなか、旅行者が地域の商店での飲食や買い物に困らない環境を整え、地域商店の機会損失を防止し地域経済活性化に貢献していきたいとしている。