2017年6月15日18:28
三井住友カード、凸版印刷、ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ(ソニー)、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)は共同し、各社が提供するサービスを活用して、三井住友カードが三井住友銀行と共同発行する「SMBCデビット」を2017年7月10日よりリニューアルし、非接触IC決済機能を標準搭載すると発表した。
各社の役割として、三井住友カードはカード発行、凸版印刷は多機能カード製造、ソニーはカード搭載ICチップ(FeliCaおよびType A対応)の開発、VisaはVisaデビットプラットフォームおよびVisa payWaveの提供となる。ソニー製多機能カードは、接触EMV、非接触EMV、FeliCa機能を1枚のICチップに集約したソニー製デュアル方式のICチップを世界で初めて搭載したもの。
なお、三井住友カードでは、これまでFeliCaを採用したクレジットカードの非接触IC決済サービスをカード会員に提供している。今回のデビットカードのリニューアルでは、ソニーが新規に開発した多機能ICチップを搭載し、日本国内の約71万カ所の「iD」加盟店および日本を含む世界71の国と地域における「Visa payWave」加盟店にて、店舗の読み取り機にカードをタッチして決済が行えるようになる。1枚のデビットカードで、「iD」および「Visa payWave」の2種類の非接触IC決済サービスが利用可能となるのは日本初だ。