2017年7月14日9:00
マカオといえばカジノ。そこのATMはギャンブラーのためのものだが、マネーロンダリングを目的とした外貨引出が横行している。
2016年の国外への資本流出額は816億ドル(9兆円)を突破。これを規制するため、ATMでの本人確認を強化することになった。
これまではPINで本人確認をしていたが、顔認証によって正確に個人の身元を特定する。マカオのATMで現金を引出すためには、6秒間カメラを凝視しなければならない。
マカオには1,200台のATMがあるが、これらに顔認証装置とソフトウェアが搭載される。運営するのはChina Union Pay(銀聯)である。ATMにはKYC(Know Your Customer:本人確認)シールが貼られる。