2017年8月31日9:00
2015年10月に米国で施行されたEMV対応(ICカード化)で、デビットカードの不正が減少していることが、デビットカード運営会社PULSEの調査でわかった。
2015年、米国発行デビットカードの33%がICチップカードだったが、2016年には76%に増加。それによって、2016年のデビットカード不正は28%も減少した。
しかし、完全に不正がなくなったわけではない。2016年のデビットカード不正学は9億ドルに達した模様。日本円にして1,000億円という額はいまだに大きい。
Apple PayやAndroid Payのようなモバイル決済になれば、カード番号ではなくトークンを使うため、さらに不正は減少する見込み。しかし、米国では利用が少ない。デビットカード取扱件数の0.25%しかないのが現状だ。