2017年9月6日8:00
日本郵便は、2017年9月6日、「身近で差し出し、身近で受け取り」をコンセプトに、一人一人の利用者の荷物の差し出しやすさや、受け取りやすさを追求するためのゆうパックのサービス改善を行うと発表した。Web を活用して差し出すサービス「Web 決済型ゆうパック」などを提供する。
「Web 決済型ゆうパック」は、クレジットカード等により事前決済してから、オンラインで発行した発送ラベルを荷物に貼付することにより、基本運賃よりも割安に郵便局等で発送しできる新サービスを実施する。運賃は、ゆうパック基本運賃から 180 円差し引いた金額となり、継続利用割引として直近1年間に10個以上の利用で10%引きとなる。さらに、発送時に郵便局受取指定で 100 円引きとなる。差出方法は、郵便局、コンビニ、または「はこぽす」への持ち込みで、自宅で印刷又は郵便局、コンビニで印字する。
また、受取人が不在の時にもゆうパックを受け取れるように、受取人が指定した場所(玄関前、車庫等)に配達できるようにする。さらに、帰宅時間に合わせて受け取れるように、現在の配達希望時間帯に「19 時~21 時」を追加した 7 区分にする。
加えて、初回配達前に配達日時の指定、勤務先への無料転送、全国の郵便局での受取への変更をゆうパックの追跡HP等からできるようにする。また、初回配達前に、「はこぽす」やコンビニでの受取への変更も可能としていく。
身近で受け取れるサービスとして、東京、千葉、埼玉、神奈川の主要都市部を中心に、「はこぽす」(宅配ロッカー)を増設し、歩いて 5 分の範囲にアクセスポイントが整備された都市を目指す。受取人の多様な受取ニーズに応えるため、郵便局ネットワークの活用やコンビニ、駅のコインロッカー、商業施設等とのコラボレーションにより、概ね6,000 か所の受取施設を実現するという。
さらに、ゆうパックを郵便局等(郵便局、はこぽす、コンビニ)で受け取ることで、ポイントを付与するサービスを開始。ポイントは、初回受取・再配達による受取、受取場所によって異なるものとし、郵便局で初回で受け取ると60ポイントを予定している。
今後の予定として、ゆうパック運賃等の見直しは、2018年3月1日に実施予定。その他の各種サービスの見直しについては、準備でき次第、段階的に実施していくという。