2010年9月28日9:00
Facebookはオンライン通貨としてFacebookクレジット(通貨の名称で後払いではない)を推進している。
ソーシャルゲームの利用者は世界中にいる。Facebookクレジットなら、両替の必要がなく、Facebook内の単一通貨として有効な通貨となっている。
このほど大手流通のターゲットは、Facebookクレジットのギフトカードを店頭で販売しはじめた。
バーチャル通貨だが、店頭で可視化することによって、購入しやすくなる。ターゲットというブランドが扱うことによって、Facebookクレジットの信頼度も高まるというもの。
Facebookはクレジットに関するファンページをつくっているが、約100万人が「好き」に投票している。
ゲームにどれだけお金を使うのか。オンラインゲームの「World of Warcraft」は、この4月にゲームアイテムの課金を開始。デジタルホース(馬)とデジタルペットは最初の1週間で350万ドル(約3億円)も売上げた。
Facebookは決済システムに注力しようとしてはいるが、PayPalなどの決済システムとの優位性がアピールできていない。
全世界に5億人というユーザーから、いかに決済収益をあげられるか。Facebookのチャレンジはつづく。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。