2017年9月26日19:11
PFUは、「Suica」「PASMO」「ICOCA」をはじめとした計9種類の交通系電子マネー、「楽天Edy」「nanaco」「WAON」といった複数の主要な電子マネーのチャージが1台でできる「MEDIASTAFF MCモデル マルチ電子マネーチャージ機」を開発し、2017年9月26日より販売を開始すると発表した。同社では、今後3年間で、3,000台の販売を目指す。
これにより、利用者の使いやすさを向上し、複数種類の専用チャージ機を導入する場合と比べ、導入コストや店舗スペース、運用負荷を大幅に低減できるという。また、電子マネーのチャージや残高照会などのアプリケーションと、運用に必要な現金精算、在高確認などといったメンテナンスメニューがプレインストールされているため、すぐにサービスを開始することが可能だ。
さらに、全国120拠点の保守サービス網で、保守・運用・撤去に加え、店舗導入時の設定もサポートサービスとして、利用可能となる。
サービスインフラには、TFペイメントサービスが提供するクラウド型決済プラットフォーム「Thincacloud(シンカクラウド)」を採用した。これにより、将来的な電子マネーブランドの追加や各種機能追加などを、ネットワークを通じ実装していくことができる。
PFUでは今後、特にニーズの高いショッピングセンターなどの各種商業施設、空港やサービスエリアなどの公共施設、ゲームセンターなどのアミューズメント施設といった、主要な電子マネーが利用されている市場および店舗に設置する予定だ。