2017年12月18日18:29
NTTデータは、西日本シティ銀行(NCB)および福岡地所と共同で、スマホアプリと銀行口座を連動させたスマホ決済サービスの実証実験を、2018年2月26日より開始すると発表した。
NTTデータのスマホ決済サービスは、スマホ決済アプリに、利用者があらかじめ自身の銀行口座情報を登録しておくことで、銀行口座から直接決済が可能となる。今回の実証実験では、福岡地所が運営する「キャナルシティ博多」の一部テナントにて、一般消費者がNCBの銀行口座を用いてスマホ決済による買い物を行うことにより、一般消費者のニーズや消費行動等を把握し、同サービスの商用展開に向けた検証を行う。
現在提供されているスマートフォンを使った決済サービスの多くはクレジットカードをベースにしたものや、一旦バーチャル口座にチャージをして利用するものが大半で、銀行口座から直接資金を移動させる決済サービス(銀行口座決済)は少数だが、銀行口座決済はクレジットカード未保有でも、銀行口座さえあれば簡単にスマホ決済を利用することが可能だ。
NTTデータでは、2018年度上期に予定している同サービス開始に先立ち、サービス展開の可能性および運用検証を目的に同実証実験を実施することとなった。同実証実験では、NCBおよび福岡地所と共同して、福岡地所が運営する「キャナルシティ博多」の一部店舗において、NCB提供の「西日本シティ銀行アプリ」利用者を対象に、利用者が登録した銀行口座と連動し、バーコードを用いたスマホ決済アプリによる決済サービスを提供する。
一般消費者および実際の商業施設、テナントを対象とすることにより、それぞれの観点で実際の買い物におけるニーズや消費行動、満足度等を把握し、スマホ決済サービスの商用展開に向けた検証を行う。また、同実証実験ではNTTデータが本年8月から9月に実施したスマホ決済サービス実証実験結果に基づいて改善を行った取り組みについて、一般消費者の声を踏まえ検証・評価するという。