2018年11月28日7:30
NTTデータは、インドのeコマースや小売店舗等に決済サービスを提供するAtom Technologies Limited(アトム テクノロジーズ、本社:インド・ムンバイ)の発行済株式の過半数を譲り受け、子会社化することに合意したと発表した。
同取得により、NTTデータは、インド電子決済市場に参入する。これまでNTTデータは東アジア・東南アジアで決済代行(PSP)事業を展開してきたが、今回南アジアを加え、オセアニアを除くAPAC全域での決済サービスが提供可能となる。また、インド国内においてもNTTデータグループが展開するBPO事業等と組み合わせることで、より広範な顧客要望に対応する事業創出を目指す。
Atom社は、RuPayやUPIをはじめとするインドの決済手段を網羅しているという。また、約5万相当の小売店舗や、約3.8万のeコマースにオムニ・チャネル決済サービスを提供する決済代行(PSP)事業者となる。NTTデータは、これらの経営資源と約150名の組織能力を獲得しインド電子決済市場に参入する。また、東アジア・東南アジアのNTTデータグループの決済事業者、インド国内で熟練したシステム開発リソースを有しBPOを推進するNTT DATA Global Delivery Services Limitedなどと相互送客することで、シナジーの創出を目指す。