2017年12月19日22:31
三井住友カードは、年始のお年玉シーズンを控え、小学生の子供のいる男女300名を対象とし、「お年玉に関する意識調査」を行った。
同社の調べによると、お年玉の金額に関する親子の意識のギャップとして、親が妥当だと考えるお年玉の金額は1万2,969円、子供が欲しがっている金額は2万978円、双方に約8,000円のギャップがあることがわかった。「多くても無駄使いしそう」「子どもに高額なお金を持たせたくない」などの理由からお年玉の妥当金額を5,000円以下と回答する人が最多だった。
また、親は子供のお年玉に関して、「多い」と考えていることが判明。「親戚の人数が減っているが1人から貰える金額が増えた」、「祖父母が甘やかしすぎている」などお年玉の総額が多いと感じている人が多い傾向が見受けられるという。
さらに、お年玉の使い道として、親は貯金をしてほしいと考えている人が58.0%、子供は玩具を購入したいと考えている人が60.1%となった。親は、「お金の価値が分かるまで貯金してほしい」、「本当に欲しいものを買えるように貯金してもらいたい」と子供にお金の価値を知ってほしいという意見や、「できれば貯金して欲しいが、無駄遣いでも構わないので好きなものを買って成功・失敗を学んでほしい」などこの機会にお金の使い方を学んでほしいという意見もあった。また、子供に関しては、「ゲームや玩具を購入したい」が圧倒的に多く、貯金はせずすぐに使いたいと考えるお年玉浪費傾向があることが伺えたとしている。
そのほか、子供のうちから金融教育は必要だと思っている人は95.1%となった。ただし「小学生では理解できないのでまだ早過ぎる」という理由で実際には教育を行っていない人も多いのが現状だとした。
なお、三井住友カードがCSR活動の一環として、スマートフォンアプリ「ハロまね~親子で学ぶ、こどものお金管理~」をリリースしている。同アプリは、「お小遣い帳機能」、「銀行機能」、「お手伝い機能」という3つの機能を持った小学生向けの金融教育アプリ(無料)となる。親と一緒にお金の管理、仕組みについて学ぶことができ、「お年玉浪費」を防いで子供がお年玉を計画的に使えるように、さらに、子供のうちからお金について考える機会をもつことで、将来必要となるお金の収支管理を早期に身に付けられるように、サポートしているそうだ。