2018年1月15日12:15
中国の中央銀行、人民銀行は、AlipayやWeChat Payに利用されているQRコード決済を規制する計画を発表した。不正リスクと苛烈な競争に歯止めをかけるためである。
内容は、バーコード決済の発行に関する暫定通知と、それに付随するコードセキュリティや決済端末仕様の暫定的なガイドライン。この3項目は2018年4月1日に施行される。
コードには、バーコードとQRコード、それぞれの固定式とトランザクション生成式が含まれる。特に固定式のコードは安全性の問題が浮上。犯罪者によって固定式のコードが張り替えられ、売上を盗まれるケースが増えている。
規制では、バーコード決済サービスを提供するにはライセンスが必要で、中央銀行の清算機関か法的認可を受けた清算機関に接続しなければならないと規定している。
AlipayやWeChat Payはこれまで加盟店やユーザー獲得のためにキャッシュバックなどのキャンペーンを実施してきたが、そのためにローンを使わせるという問題が起きている。規制はこれに終止符を打つという狙いもある。