2018年2月21日9:00
Mastercardは今後5年以内に「Tap & Go」の非接触決済を標準にすると発表した。カードもカード受付端末も非接触決済対応が必要となる。キャッシュレスの推進に最も有効な手段は非接触決済である。現金取引より数倍スピードがはやい。
Mastercardによると、現在非接触決済をつけつける拠点数は111カ国で800万件。リアル店舗での決済における非接触取引は15%を占めている。2017年、アジアパシフィックの非接触決済件数は前年比35%伸びた。
Mastercardは非接触決済のロードマップを次のように定めている。2018年10月以降に新規設置する端末はICカードと非接触の両方を兼ね備えたものであること。2019年4月以降は、新規発行カードをICと非接触機能を搭載すること。2023年4月までに、すべての端末をICと非接触対応にすること。
日本では2020年までのICカード対応が義務づけられているが、世界はさらにその先の非接触決済を目標にしている。日本のスピードは世界より相当遅れている。