ツルハホールディングス、POSA技術を使ってモバイルバーコード決済「LINE Pay」「WeChat Pay」を全店舗で導入 短期間、低コストでPOSの大幅な改修なくスピーディーな決済と安定した運用を実現

2017年3月6日0:03

ドラッグストア業界最大手のツルハホールディングス(本社:北海道札幌市)では、コミュニケーションアプリ「LINE」を通じて提携サービス・店舗での決済ができるモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」および中国人向けのモバイル決済サービス「WeChat Pay」を全店舗で導入している。同社では、インコム・ジャパンのPOSA技術を使って、短期間、低コストでPOSによる決済を実現させた。

業界最大手企業として豊富な決済手段を導入
モバイルバーコード決済にもいち早く対応

ツルハホールディングスでは、「ツルハドラッグ 」「くすりの福太郎」「ドラッグストア ウェルネス」「ウォンツ」「くすりのレデイ」「杏林堂薬局」を全国33都道府県に、1,890店舗(2018年1月末)で展開している。

ツルハホールディングス 営業企画部 部長 小原直之氏

ツルハグループ各店舗では、決済スピードの向上によるレジ待ち時間の短縮、従業員のレジ業務の効率化などを目指し、積極的にキャッシュレス決済に取り組んでいる。現在、クレジットカードを始め、主要な電子マネー、モバイル決済、インバウンド決済など、国内で利用できる主要な支払いのほぼすべてに対応している。近年、国内でも注目を集めるモバイルバーコード決済にもいち早く対応に着手。2017年10月1日から、インコム・ジャパンと加盟店契約を締結し、「LINE Pay」と「WeChat Pay」のPOS対応をスタートした。

LINE Payの取り扱い開始は、ドラッグストア業界初の取り組みとなった。「LINE@」を以前より展開しており、各店舗のアカウントと友だち登録をしたLINEユーザーを店舗に送客するのに役立てている。LINE Payも3,000万人を超えるLINEユーザーが利用するサービスであり、需要があることは間違いない。さらに、販促展開でもLINEと連携できる魅力がある。一方、WeChat Payは、中国人観光客の多くが普段から使い慣れている決済手段であり、中国本土では爆発的に普及している。日本に訪れた観光客が本国同様に、便利に利用してもらいたいと考え、導入した。

同社では、導入の検討時に、数多くのベンダーからシステムの提案を受けたが、仮にタブレットを用意すると、従業員にとって金額の二度打ちが必要となり、レジでの操作が複雑になると、顧客に迷惑をかける可能性があった。そのため、POSの改修を検討したが、プログラムの変更にコストと時間がかかるのが課題だったという。

その悩みを一気に解消させたのがインコム・ジャパンのPOSA技術だ。ツルハホールディングス 営業企画部 部長 小原直之氏は、「POSAカードの電文と同様の仕様で対応できたため、弊社の開発は簡便に済み、本格的に動き出してからは、2カ月程で導入できました」と成果を口にする。POSベンダーとの調整もインコム・ジャパンが間に入ることでスムーズに進んだ。

「LINE Pay」のキャンペーンで約6倍の利用に
「WeChat Pay」はクレジットカードに優る売上に

 

インコム・ジャパンは、日本最大のPOSAカード流通事業者であり、ツルハグループ各店舗でもさまざまなPOSAカードを販売している。そのPOSA技術を応用することで、各バーコード決済提供企業に接続し、リアルタイムで決済処理が可能だ。導入後もトラブルなく、スピーディーな決済、安定した運用が実現できている。

「LINE Pay」取り扱い開始に合わせ、ツルハグループ各店舗において、「LINE Payでのお買い物でLINEポイント5%還元キャンペーン」を実施。キャンペーンの期間中は、前後の6倍程の利用率があった。小原氏は、「LINE Payは、従来の電子マネーユーザーとは違う方々が利用されると思いますので、新たな形で打ち出していきたいです。また、WeChat Payの売上もすでにクレジットに優るほどになっています」と語り、笑顔を見せる。今後は、スマートフォンを活用した販促なども展開していきたいとした。

NTTドコモ「d払い」を4月から導入
契約の一本化でスムーズな導入、コスト削減に期待

決済手段の拡充にも着手している。インコム・ジャパンとNTTドコモの「d払い」の加盟店契約を締結し、2018年4月からサービスを提供する予定だ。小原氏は、「d払いは、『dポイント』が貯まり、使える複合型のサービスとなりますので、期待は大きいです。今後もモバイルバーコード決済が多く展開されると思いますのでインコム・ジャパン様に紹介いただきたいですね」と話す。

インコム・ジャパンでは、モバイルバーコード決済に対応した管理画面も一元化して提供している。小原氏は最後に、「弊社ではこれまでもさまざまな支払い手段を導入していますが、単独で契約しているサービスもあります。それをインコム・ジャパン様に一本化できれば、われわれの作業も減り、コストも下がります。また、新しい決済が登場した際にスムーズに導入できるため、期待したいですね」と要望を寄せた。

※「POSA」・「POS Activation」はインコム· ジャパンの登録商標です。

 

 

■お問い合わせ先
インコム・ジャパン株式会社
ファイナンシャル・サービス
TEL: 03-6279-4881
E-Mail: incomm-japan-fs@incomm.com
ホームページ: http://www.incomm.com

関連記事

ペイメントニュース最新情報

ポータブル決済端末、オールインワン決済端末、スマート決済端末、新しい決済端末3製品をリリースしました(飛天ジャパン)

国内最大級のクレジットカード情報データベース(アイティーナビ)

「お金の流れを、もっと円(まる)く」決済ゲートウェイ事業のパイオニアとして、強固なシステムでキャッシュレス決済を次のステップへと推進します。(ネットスターズ)

国内最大級の導入実績を誇る決済代行事業者(GMOペイメントゲートウェイ)

決済シーンにdelight(ワクワク感)を!PCI P2PE 認定国内実績 No.1の「確かな信頼」を提供します(ルミーズ)
電子マネー、クレジット、QR・バーコード、共通ポイントなど、多数のキャッシュレス決済サービスをワンストップで提供(トランザクション・メディア・ネットワークス)
決済領域を起点に多様なビジネスニーズに応える各種ソリューションを提供(インフキュリオン)
ReD ShieldやSift等の不正検知サービスを提供し、お客様の不正対策を支援(スクデット)
BtoCもBtoBも。クレジットカード決済を導入するならSBIグループのゼウスへ。豊富な実績と高セキュリティなシステムで貴社をサポートいたします。(ゼウス)
TOPPANの決済ソリューションをご紹介(TOPPANデジタル)
多様な業界のニーズに対応した、さまざまなキャッシュレス・決済関連サービスを提供する総合決済プロバイダー(DGフィナンシャルテクノロジー)
決済業務の完全自動化を実現する「Appian」とクレジット基幹プラットフォームを合わせてご紹介!(エクサ)
チャージバック保証、不正検知・認証システムなどクレジットカード不正対策ソリューションを提供(アクル)

非対面業界唯一!!カード会社とダイレクト接続により、安心・安全・スピーディーで質の高い決済インフラサービスを提供。Eコマースの健全な発展に貢献する決済代行事業者(ソニーペイメントサービス)

stera terminalでお店のポイントがつけられる「VALUE GATE」(トリニティ)

Spayd スマートフォン、タブレットがクレジット決済端末に!(ネットムーブ)

DNPキャッシュレス 決済プラットフォームをご紹介(大日本印刷)

PAGE TOP