2025年7月3日7:40
コマースプラットフォームを提供するペイパル(PayPal Pte. Ltd.)は、税理士であり、YouTubeインフルエンサーとしても活躍するナガイ氏とコラボレーションし、個人事業主やフリーランスのDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するツールとして、ペイパルの「請求書ツール」の特長や具体的な使い方を紹介する動画を公開した。
近年、日本では働き方の多様化が進み、フリーランスや副業ワーカーが増加している。一方で、就業者数の増加が見込めないなか、人手不足に悩む小規模事業者もみられる。こうした環境の変化を背景に、生産性の向上が求められており、正確かつ効率的な請求業務へのニーズは高まっているそうだ。しかし、デジタル化が十分に進んでいない事業者にとって、請求業務は以前として煩雑で負担が大きく、キャッシュフローや業務効率に影響を及ぼすケースも少なくない。
こうした背景を受け、ペイパルでは、すぐに導入可能なオンライン請求書ツールの活用を提案すべく、同企画を実施する運びとなった。税理士ナガイ氏とのコラボレーション動画では、請求書発行時によくある悩みについて解説するとともに、それに対応するペイパルの請求書ツールの活用方法を紹介している。
ペイパルの請求書ツールでは、①カスタマイズ可能な請求書のオンライン作成・送信、②顧客によるクレジットカード等でのスピーディーな支払い、③支払い状況のリアルタイム確認と自動リマインド、④定期請求の自動化、⑤未承認取引、取引への異議やチャージバックから、売り手を保護する「売り手保護制度」、⑥海外の顧客にも対応した多通貨請求と請求書の自動翻訳、⑦ インボイス制度に必要な適格請求書の発行が可能、⑧モバイルアプリからの操作も可能、といった特徴がある。
ペイパルの請求書ツールは、顧客ごとにボリュームディスカウントや一定期間の送料割引など、柔軟な価格設定が可能で、きめ細かな対応を実現するという。また、多様な支払い方法に対応していることから、送信された請求書のうち79%が24時間以内に支払われており、スムーズなキャッシュフローの確保につながるそうだ。
さらに、ペイパルの請求書ツールはビジネスアカウントを開設するだけで、すぐに利用を開始することができる。初期導入費用は不要で、発生するのは顧客からの支払い時や通貨換算などの手数料のみとなる。システムの導入や初期投資が不要なため、フリーランスや小規模ビジネスの人でも導入しやすいそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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