2018年3月29日20:26
KDDIは、訪日外国人旅行者の受け入れに対して多くの小売店が抱える決済や多言語対応などの課題を解決するため、スマートデバイスを活用したインバウンド受け入れ環境構築と提供に向けた取り組みを開始すると発表した。2018年4月1日から5月31日まで、日光表参道鉢石 (はついし)会と協力し、期間限定でのトライアルを実施する。
同トライアルでは、KDDIとソラコムが共同開発した、IoT向け回線サービス「KDDI IoTコネクト Air」を活用することで、決済デバイスおよび決済システム、多言語通訳・翻訳と通信環境をまとめて簡単にかつ安価に導入が可能となる。期間中は、日光表参道鉢石会に加盟している10店舗にタブレットを設置し、クレジットカードやAlipay決済、多言語通訳・翻訳が利用可能となる。クレジット決済サービスはSquare、Alipay決済はキャナルペイメントサービスのQR決済サービスを利用する。
また、小売店での環境構築に加えて、同トライアルによるスマートデバイスでの決済可能店舗や観光に必要な情報を簡単に検索することができる「商店街マップ」をスマートフォンやタブレット、パソコン向けに提供する。