2018年5月8日8:55
大日本印刷(DNP)は、大阪を中心に地域密着型のドラッグストア・調剤薬局を70店舗展開しているアカカベに、プリペイドカードの残高管理を行う「DNPハウスプリペイド決済サービス VALUE TACTiXR(バリュータクティクス)」を提供し、アカカベは、会員カードにプリペイド機能を加えたサービス「LINCA(リンカ)」を2018年5月7日に開始した。
アカカベ会員カードは2018年3月末現在30万人が利用しており、現金等の支払いでポイントが付与される。またアカカベは、Segment of One & Only(SOO)が地域密着型ドラッグストア20社のカード会員向けに提供している情報サービスサイト「ドラポン!」に参加しており、LINCA利用者は「ドラポン!」が提供する各種メーカーキャンペーンなどのサービスも受けることができる。
LINCAは、チャージした金額内で、アカカベあさひまち薬局を除くアカカベの69店舗で利用できる会員限定のプリペイドカードサービスとなる。VALUE TACTiXの導入によって、購入金額に応じたポイントの付与と利用、残高管理が行える。入会費・年会費無料で、1,000円単位で10万円まで入金可能だ。またLINCA利用者は、SOOの情報サービスサイト「ドラポン!」に登録すると、無料サンプル・クーポンの取得などの各種サービスを受けることができる。
DNPのVALUE TACTiXはさまざまな機能に加えて、安定的なシステム運用にも定評があるといい、33社に採用されているほか、SOOの推奨サービスでもある。アカカベは、LINCAにおいてVALUE TACTiX を購買と連動したキャンペーンプラットフォームとして活用するほか、「ドラポン!」サービスとの連携などに拡張していくそうだ。
DNPとアカカベは、「LINCA」のサービスを広げるとともに、DNPの決済連動マーケティングなどの機能も活用しながら、地域の生活者に向けたサービス向上に努め、当事業で2020年に5億円の売上を目指す。