2018年7月13日18:38
NXP Semiconductors N.V.(NXPセミコンダクターズ)は、2018 FIFAワールドカップ ロシアにおいて、MIFARE製品が全試合の観戦チケットに採用されていると発表した。さらに、公式試合球であるアディダスの『Telstar 18』にはNXPのNTAG NFC技術が導入された。FIFAワールドカップ公式試合球は、NFC技術により、スマートフォンと直接通信させることで、各ボールの具体的な詳細が表示されるとともに、ユーザーはFIFAワールドカップ関連のさまざまなキャンペーンへの参加が可能になる。
2018 FIFAワールドカップ ロシアのすべての公式チケットには、真贋性をチェックするスマート無線周波数識別(RFID)チップのNXP MIFARE Ultralight EV1非接触型ICが組み込まれている。同ICはチケットごとに埋め込まれており、入場権やチケットのオリジナリティに関する情報を記録し、来場者を偽造チケットから保護するとともに、グレーマーケットに対するFIFAワールドカップ主催者の視認性を向上するとした。
また、非接触型RFIDソリューションでは、来場者は入場確認のために入口の非接触型リーダーにチケットをタップするだけでチケットの確認・検証が完了するため、バーコードやQRコードのチケットに比べ、スタジアムへのより迅速なアクセスが可能になるという。
さらに、史上初めて、FIFAワールドカップ公式試合球にNFC技術が組み込まれた。NXPのNTAG NFCソリューションにより、ファンはアディダスの公式試合球『Telstar 18』にスマートフォンをタップするだけで通信することができる。ボールはユニークなIDを生成し、さまざまなコンテンツや情報を消費者に提供する。パーソナル化し、位置認識機能を備えたユーザー体験によって、各ボールの具体的な詳細が表示されるとともに、消費者は2018 FIFAワールドカップ関連のさまざまなキャンペーンへの参加が可能になった。