2017年11月1日7:00
NXP Semiconductors N.V.(NXPセミコンダクターズ)は、2017年10月22日から25日まで米国ネバダ州ラスベガスで開催されたイベント「Money 20/20」で、非接触型指紋認証カード「フィンガープリント・オン・カード」ソリューションを出展するとともに、高速決済カード・トランザクションのデモを行ったと発表した。
まず、「フィンガープリント・オン・カード」ソリューションは決済ネットワーク・オペレーターや銀行に対して、消費者向けのセキュアな高速決済カード・オプションを提供するという。デュアル・インターフェース・カードと統合型指紋センサの組み合わせにより、エンドユーザーによるPIN番号の入力を不要にし、より高速なトランザクションを可能にするそうだ。
カードメーカーの市場参入障壁を低減するため、NXPのカード上のセキュア指紋認証ソリューションはバッテリを必要とせずに、標準的なカードメーカーの装置に容易に適合するとしている。指紋認証カードは既存のEMVCo準拠POSシステムに完全に準拠している。
また、NXPのプラットフォームは、MastercardのM/Chipにて200ms未満のトランザクション速度を実現している。