2010年10月19日8:05
「ポイントサービスの現在」~グッドスタッフ「エクポ」(2)
池袋地域の加盟店は400店舗
新宿地域の100店舗でもサービスを開始
スタート時の加盟店は池袋地域の310店舗だったが、昨年の8月にヤマダ電機と提携したことで、現在は約400まで増えている。そのうち、ポイントが貯まる加盟店は約150店舗。今年の4月からはヤマダ電機の新宿進出を機に、新宿地域の約100店舗でもエクポのサービスを開始した。
業種としては、居酒屋がもっとも多く約6割を占めている。そのほか、ラーメン、カラオケ、美容室などが名を連ねる。
加盟店がエクポのサービスを開始する際、まずはグッドスタッフとの契約が必要になる。その際に端末費用7万3,000円、通信料・保守料として5,250円の支払いが発生する。その後はポイントの発行費用と5%の成果報酬料金をグッドスタッフに支払う仕組みだ。例えば、100円で5ポイントを発行した場合、加盟店は5円のポイント発行費用と5円の成果報酬料金の計10円を支払うことになる。ただし、加盟店でポイントが利用された場合は、グットスタッフからその金額が加盟店に支払われる。
エクポポイントをヤマダポイントに交換
加盟店での買い物でヤマダポイント引換券が手にできる
前述のように、昨年の8月からはヤマダ電機と提携し、エクポポイント600ポイントをヤマダポイント500ポイントに交換するサービスを開始した。同時に、エクポ加盟店で買い物をすると1%のヤマダポイント引換券がもらえる取り組みをスタートした。
「例えば、エクポ加盟店で1万円の会計を行うと、エクポポイントが500ポイント貯まるだけではなく、100円分のヤマダポイント引換券がもらえます。原資は加盟店様からいただく、手数料の中から弊社が負担しています」(グッドスタッフ 小野 真氏)
逆にヤマダ電機からエクポの加盟店に足を運んでもらう取り組みとしては、ヤマダ電機店頭にエクポブースを設けてもらい、加盟店の冊子やパンフレットを設置したり、宣伝に協力してもらうなどの取り組みを実施している。また、数カ月ごとに、ヤマダ電機の折り込みチラシやメールマガジンで案内してもらっている。
中野氏も「ヤマダ電機との提携により、加盟店でエクポカードが利用される割合は約2倍に増えました」と成果を口にする。
現在の会員数は約5万2,000人。同社ではバーコード付きのカードを約40万枚発行しており、そのうち約35万枚が実際に配布された。そのうちカードを利用している人は15万人弱となっており、実際に会員になるにはインターネットからの登録が必要になるため、「5万2,000人の会員の稼働率は比較的高い」(小野氏)という。
当初は2回目、3回目の利用が1つの課題だったが、ヤマダ電機との提携後は、リピート率も急激に高まったそうだ。