2010年10月26日8:10
「ポイントサービスの現在」~「丸の内カード」(3)
全売上に占めるカード利用率30%を目指す
近隣への競合施設の出店も刺激に
三菱地所ビルマネジメントでは、年に4回、他の商業施設と同様にポイント5倍キャンペーンを実施。集中的な売上アップを図っている。会員に対しては週に1回、水曜日にメールマガジン「丸の内カード通信」を配信。期間限定の特典やサービスの案内のほか、各テナントの情報なども同メールマガジンで紹介している。
「将来的には全売り上げに占める丸の内カードの利用率を30%くらいに高めていきたいと思います。丸の内カードは全加盟店の約44%が飲食店舗と、他の商業施設に比べると高い数字となっています。ポイントカードが浸透している業種は物販が主であるとはいえ、まだまだ会員にカードを活用いただき、利用率を高めていきたい」(井上氏)
今後は近隣の地域に丸ビルなどと顧客層が近いと言われる競合施設が出店すると噂されているが、「それに負けないように丸の内カードを利用した囲い込みを図っていきたい」と井上氏は力強く語った。
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