2011年12月26日18:00
NTTデータは、子会社のNTT DATA Asia Pacific Pte. Ltd(NDAP)を通じ、タイで金融機関向けカード業務処理システム開発事業を主に展開するAccellence (Thailand) Limited(アクセレンス)社と、2012年1月下旬をめどに同社の株式を51.4%取得し、子会社化することで2011年12月26日に最終合意したと発表した。
Accellence社は、タイで金融機関向けカード業務処理システムを提供する独立系事業者として、同国内のカード業務処理システム市場において導入済み金融機関のクレジットカードユーザ数ベースではトップシェアを誇るという。Accellence社では今後、カード業務処理システムのさらなる機能向上、およびカード決済関連の付加価値システム提供を行い、さらなる事業拡大を目指している。
Accellence社を子会社化することにより、NTTデータは、成長するタイ市場でのカード&ペイメント事業の足掛かりを獲得し、カード決済総合サービス「CAFIS」などで培ってきたカード&ペイメント分野のソリューションやノウハウと、Accellence社の強みである顧客基盤や金融機関向けのカード業務処理システムを組み合わせた各種決済サービスの提供を目指す。また、タイ市場、およびAPAC地域におけるカード&ペイメント分野でのビジネス拡大に向けた事業シナジーを見込んでいる。