2018年12月11日18:00
トライアルカンパニーは、パナソニック、および日本電子決済推進機構との連携により実現した、スマートストア「トライアル Quick 大野城店」が2018年12月13日にグランドオープンすると発表した。
トライアル Quick大野城店は、3つの日本初のサービスを導入し、リテールAIによるIOTをリアルで実現した最先端の店舗となる。
1つめは、パナソニックとの連携により、既存の冷凍冷蔵ショーケースに対しリテールAIソリューションを日本で初めて実装した。同ソリューションでは、ショーケースに内蔵されたカメラの画像から、パナソニック独自のDeepLearning技術により、商品の在庫状態や商品に対する利用者の行動や属性(年齢・性別など)を自動的に認識し、POSデータでは得られなかった「非購買データ」などが取得可能となる。このようなショーケースから得た売場情報を活用することにより、適切なタイミングでの商品補充、お客様属性に応じた品揃え最適化、サイネージコンテンツの表示最適化など、店舗側・メーカー側双方に売上向上のための場を提供することができるという。
2つめは、24時間営業の「トライアル Quick大野城店」で22時~5時の間、日本初夜間無人店舗として営業する。夜間無人店舗として運営する間は、入り口でトライアル専用アプリケーションのQRコード、トライアルプリペイドカードをかざすことで入店することができる。さらに、有人レジを無くし、すべてセルフレジを導入している。これにより人件費の削減ができることが期待されている。
3つめは、日本電子決済推進機構が運営するJ-Debitサービスを活用することにより、トライアルの専用プリペイドカードチャージ機で金融機関のキャッシュカードを利用して、銀行口座から直接チャージできるようになった。利用者はATMで現金を下ろさずにキャッシュレスでプリペイドカードへのチャージが可能となる。小売店におけるハウスプリペイドチャージ機では初の試みだという。
また、専用アプリケーションとも連動し、スマートフォンを使った決済や残高の確認が可能だ。将来的にはキャッシュカードを介さず、スマートフォンのみで銀行口座からプリペイドカードへのチャージも目指す。
ほかにもトライアル初の試みとして、 約1万2,000枚の電子プライスカードを全商品に導入し、 需要と供給に合わせて価格設定を行うダイナミック・プライシングが可能となる。また、スマートフォン専用アプリケーション「トライアルお買い物アプリ」内に新機能として『スマホでGo』が追加され、スマートフォンで商品読み取りから決済、クーポンの提示など新しい購買体験ができる。