2010年10月26日16:54
NTTデータと日本IBMは10月26日、SOAを適用するシステムのSOA基盤を短期間で構築できるNTTデータのソリューション「PRORIZE SOAモデル」の構成製品に、IBMの統合サービス連携基盤製品「IBM WebSphere DataPower SOA アプライアンス」を新たに採用することを決定したと発表した。同ソリューションは、同日からNTTデータが提供を開始する。
昨今、ITシステムにおいても、単一企業内だけでなく、グループ企業間や取引先、海外拠点との連携など、対外的なシステム間連携のニーズが急激に高まっている。例えば、銀行、証券、クレジットカード、保険などの金融サービスや通信業など、販売代理店や取引先の多い業態では、より緊密で高速なサービス連携基盤が求められている。
これらの市場ニーズにあわせて、NTTデータでは、PRORIZE SOAモデルにIBM WebSphere DataPower SOAアプライアンスを採用した。IBM WebSphere DataPower SOAアプライアンスは、ミドルウェアとハードウェアが一体型となったオールインワン型のサービス連携基盤である。SOAに基づくメッセージやセキュリティーの処理を、ソフトウェアでの実装に比べ高速に処理できることに加え、ハードウェアと一体化されているため、短期間で導入することが可能だ。同アプライアンスをラインナップに追加することにより、高い性能と拡張性が要求されるサービス連携基盤への対応が可能となり、PRORIZE SOAモデルの適用範囲をこれまで以上に拡げることが可能になるという。