2010年10月29日12:30
「ポイントサービスの現在」~「JALマイレージバンク」(1)
会員の利用単価、稼働率ともトップクラスの「JALカード」
WAONとの連携でマイルの魅力を高める「JMB WAON」カード
日本航空(JAL)の「JALマイレージバンク」は、飛行機の搭乗や宿泊、飲食、ショッピングなどで貯めたマイルを特典と交換できるマイレージプログラムである。同社では電子マネー「WAON」やJALカード発行の「JALカード」との連携などを含め、より魅力的なサービスの提供を目指している。
会員数は2,326万人
多彩なカードラインアップを用意
「JALマイレージバンク」の会員は全世界で2,326万人、日本地区に限定すると2,038万人となっている。同カードには電子マネー「WAON」が搭載された「JMB WAONカード」、JALカードが発行するクレジットカードである「JALカード」、流通や交通の提携先企業が発行する各種JMB提携カードがある。
JALカードにはVisa、MasterCard、JCB、Dinersのブランドが搭載されたカードやJR東日本と提携した「JALカードSuica」、東急電鉄と提携した「JALカード Top&ClubQ」、小田急電鉄と提携した「JALカードOPクレジット」、学生専用の「JALカードnavi」といったラインアップがある。
「JALカードは弊社が主体となって発行しているカードで、他のカードと比べてより充実したサービスを受けられるのが特徴です。カード会員1人あたりの利用単価や稼働率は、他社が発行するカードに比べて抜きんでているとの評価を受けています」(日本航空 顧客マーケティング部 マネジャー 西岡 洋氏)
例えば、MasterCardブランドのカードは入会者に1,000マイルをプレゼントするキャンペーンを積極的に行っていることから、発行枚数が堅調な伸びを示しているとのことだ。
一方、JMB提携カードは貯まったマイルを店舗や電車などのサービスに利用することができるカードだ。Pontaポイント機能が付いた「JMBローソンPontaカードVisa」はローソン、イオンカードと一体型の「イオンJMBカード」はイオンクレジットサービスが主体となって発行するカードとなっている。また、「TOP&ClubQ JMBカードPASMO」(東京急行電鉄)、「JMB伊予鉄い~カード」(伊予鉄道)、「JMB KIPSカード」(近畿日本鉄道)、「JMB nimoca」(西日本鉄道)は、各鉄道事業者が主体となって発行するカードである。
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