2019年5月31日15:00
新生銀行グループは、金融・決済事業への参入を検討しているパートナー企業に対して、 「ネオバンク・プラットフォーム」の提供を2019年度中に開始すると発表した。
同プラットフォームは、資金移動業の登録がある同グループのアプラスが中心となり、同行グループが有する決済、為替および与信機能などの金融サービスに加え、FinTech企業などのサービスと協調することにより、カフェテリア形式でパートナー企業に提供するものとなる。
一例として、小売業を営むパートナー企業では、会員向けのアプリに同プラットフォーム上の金融・決済機能を付加することにより、後払い・借り入れなどのサービスを通じて会員の商品購入資金をサポートしている。また、大規模な会員を抱えるパートナー企業については、 会員間の送金や資金決済機能の提供に加え、同プラットフォームのコミュニケーションツールを通じたコミュニティーの形成も可能だ。さらに、従業員の経費精算などにも利用してもらうことで、経費精算コストの削減につなげることなども可能だ。
従来、非金融事業者が新たに金融・決済機能を提供するためには、 資金移動業の登録や膨大なシステム投資が必要であり、サービスの立ち上げまでに長期間を要していたというが、 同プラットフォームを利用することで、安価かつ短期間での金融・決済サービスの提供を実現するとしている。