2019年6月27日7:30
楽天は、 2019年7月31日~ 8月3日にパシフィコ横浜で、グループ最大規模のイベント「Rakuten Optimism 2019」の体験型イベント&フェスティバル「フューチャー・ワールド」を開催すると発表した。6月26日には記者向けの発表会を開催した。
楽天グループをあげて夏を盛り上げる
「Rakuten Optimism 2019」は、『5G時代を、 先取りしよう。』をテーマに開催されるイベントだ。入場無料の体験型イベント&フェスティバル、および講演・パネルディスカッションで構成する有料チケット制カンファレンスを行う。『新しい体験を、つぎつぎと。』がサブテーマとなり、「近未来体験エリア」、 「お買いものパンダエリア」、 「グルメエリア」、 「ふるさとエリア」、 「ショッピングエリア」、 「ライフスタイルエリア」、 「ジェダイ・アカデミー」の7つの展示エリアを用意する。
これまで、楽天では各事業部が個別にリアルイベントを実施してきたが、すべてのイベントを集約し、「楽天グループをあげて夏を盛り上げたい」と、同イベントを統括する常務執行役員 CMO(Chief Marketing Officer) 河野奈保氏は説明した。
「楽天ペイ(アプリ決済)」で支払うと55%のポイントプレゼント
同イベントの1つの目玉は、“完全キャッシュレス”なイベントであることだ。会場では、お買い物パンダのグッズ販売、飲食エリアも設けているが、プロ野球・楽天イーグルスの「楽天生命パーク宮城」、Jリーグ・ヴィッセル神戸の「ノエビアスタジアム神戸」での知見を活かし、関東圏で初めてキャッシュレス体験を楽しんでもらう方針だ。楽天 常務執行役員 楽天ペイメント 代表取締役社長 中村 晃一氏は、「キャッシュレスペイメントの品ぞろえの幅を感じていただきたい」とした。具体的には、スマートフォン決済の「楽天ペイ」、電子マネーの「楽天Edy」、Suicaなどの交通系電子マネー、「楽天ポイントカード」、「楽天カード」をはじめとしたクレジットカード決済が可能だ。
例えば、前述のスタジアムでは、①レジスピードの強化、②つり銭間違いの防止、③締め作業の簡略化、といったメリットがあった。実際、これまで大変だった締め作業が10分で済んだ実績がある。また、飲食購入金額の前年同期比として、ヴィッセル神戸では50.2%アップ、楽天イーグルスでは26.7%アップという結果となった。
なお、「Rakuten Optimism 2019」会場の対象店舗で楽天グループのスマホアプリ決済サービス「楽天ペイ(アプリ決済)」で支払った人を対象に、利用合計金額に対して、55%分の「楽天スーパーポイント(期間限定ポイント)」をプレゼントするキャンペーンを実施する(キャッシュレスイベントの日の結果)。
また、同会場では、「事前オーダー」、「顔認証」のテクノロジを用いた決済を体験でき、「半歩先のキャッシュレスの経験をしていただきたい」と中村氏は語った。
近未来のテクノロジを体感できるコンテンツを用意
同イベントの展示として、「近未来体験エリア」では、5Gの超高速、 多接続、 低遅延という特長を生かし、 近未来のテクノロジーを体感できるコンテンツを用意する。
「デジタルクローゼット」は、利用者自身のスマートフォンを使って、大型デジタルサイネージに表示された商品を購入できる。
「Virtual Football Practice」 は、壁面と床面に設置された大画面のスクリーンを利用して、「ヴィッセル神戸」の選手とバーチャルなパスのやり取りを体験できるコンテンツとなる。
「Rakuten CUP VR」 は、7月に「FCバルセロナ」が「チェルシーFC」および「ヴィッセル神戸」と日本で初対戦する「Rakuten CUP」の試合のハイライトを、 8K VR映像で楽しむことができる体験型映像コンテンツとなる。
さらに、「お買いものパンダ グッズコーナー」 では、人気キャラクターとなった「お買いものパンダ」の同イベント開催を記念した商品が多数登場する。また、「お買いものパンダ」があしらわれたドリンクやワンハンド・スイーツを販売するそうだ。
「お買いものパンダ」の体験型コンテンツでは、「あなたの3Dアバターでお買いものパンダとダンス!」を設置。来場者は、 3Dスキャンで生成した自分のアバターが「お買いものパンダ」が登場するTV CMでおなじみの「お買いものパンダフルダンス」を踊る映像を、会場の大型ディスプレイで楽しむことができるという。
8月3日には、ライブパフォーマンス「Rakuten YOSHIKI Night」を開催。「楽天市場」、「楽天カード」、「楽天モバイル」の各サービスを利用するユーザーの応募が可能で、2,200組4,400名を招待して行われるそうだ。