2019年8月15日9:15
杭州云柱科技有限公司は中小規模で自動販売機を運営している事業者を支援するビジネスを展開している。同社の強みについて、説明してもらった。
中小事業者のクラウド化、コストの低減を支援
杭州云柱科技有限公司が展開するビジネスの1つは、ソフトウェアやハードウェアの提供だ。中小規模の事業者は、自身でシステムを開発することが多いが、そのソフトウェアに同社のクラウドサービスを使うことで、広告やマネタイズなどのサービスを展開することが可能だ。
もう1つは、事業者が自動販売機のビジネスを行うと、コストが高くなるが、そのオーダーをすべてまとめて、大きなオーダーとして工場に注文を出す。まとめてオーダーすることにより、コストを下げることが可能だ。杭州云柱科技有限公司 总经理 雷招阳氏は、「オーダーが多いとコストが下がりますので、より安い価格でいいい機器を提供することができます」と説明する。
クラウドサービスは「Alibaba Cloud」を使用
同社は、アリババとの合同資本の会社である。それもあり、クラウドサービスは、安定性とスケーラビリティを備えた「Alibaba Cloud(阿里雲:アリババクラウド)」を使用している。アリババからはリソースを提供してもらい、中小の事業者によりよい環境を提供することができるという。なお、競合となる会社は5~6社あるが、アリババと連携していることが強みとなっている。
決済手段はAlipayがベースとなるが、WeChat Payを使用することもできるという。また、顔認証に加え、音声認識による識別も可能であり、AIのアルゴリズムも使用しているそうだ。
※2019年4月25日~27日まで開催された「China International Self-service, Kiosk and Vending Show 2019」(CVS)において