2019年12月10日14:20
GMOフィナンシャルゲート(GMO-FG)は、社内にある自動販売機やコーヒーマシンなどの支払いが社員証ひとつで可能になる新サービス「オフィスペイbyGMO(以オフィスペイ)」を、2019年12月20日より提供開始した。
GMO-FGでは、2017年12月に提供開始したICカードでの決済が可能な組込型決済サービスを通じて、券売機やコーヒーマシンといった自動サービス機や自動販売機などの無人決済市場における事業者のキャッシュレス対応を支援している。
GMO-FGは、組込型決済サービスの技術とノウハウを活かすことで、企業の課題である「福利厚生」への取り組みを決済の面から支えるとともに、より一層の利便性を提供するべく、 従業員が社員証でタッチ決済ができる「オフィスペイ」を開発した。
「オフィスペイ」は、 飲料・食品などの自動販売機やコーヒーマシン、社内コンビニの無人レジなどに、専用の組込型決済端末を取り付けることで、社員証によるタッチ決済を可能にする組込型決済サービスとなる。
財布やスマホを社内のロッカーから取り出したり持ち歩いたりする必要なく、常に携帯している社員証で飲み物・食券などを購入できる。また、購入代金も給与天引きになるので精算の手間もかからないとしている。
企業においては、従業員ごとに利用回数の上限回数・金額の設定が可能なため、例えば「月に●回まで・月●円まで無料」といった補助制度や、「今月は1日●回無料」といった社内褒賞として活用するなど、設定次第でさまざまな利用ができるので、 各企業の福利厚生の設計に応じて活用できる。また、こうした設定の管理や運用面も簡単なので手間がかからないとしている。また、従業員の満足度向上:従業員の購買データを把握することができるので、 よりニーズの高い品揃えに反映し、 従業員の満足度向上につなげることができるとした。
なお、すでにオフィスに導入されている機器に組み込むことも可能であり、従業員の購買商品をデータで確認できる。また、後払い方式(従業員の利用後に給与天引きや個別精算を実施する方式)と、回数制限方式(1従業員あたりの利用回数の上限を設定する、 従業員に費用が発生しない方式)の2パターンから選択可能だ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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