2019年12月25日7:00
日本電気(NEC)は、店舗内に設置したカメラや画像認識技術などを組み合わせることで、商品をレジに通さず決済可能なレジレス型の店舗を2020年2月に本社ビル内にオープンすると発表した。
NECは、小売業向けに「Smart Retail CX」のコンセプトのもと、消費者行動の変化、そして急速に進む労働力不足といった課題に取り組んでいる。現在、快適で心地よい顧客体験を生み出し続ける店舗運営を実現するための技術、ソリューション、及びサービスの体系化を進めており、その一部を同店舗に実装した。
同店舗は、購入したい商品を手に取った後、商品をレジに通すことなくそのまま退店するだけで決済可能なレジレス型の店舗だ。退店と同時に決済が行われ給与システムと連動し精算される。これにより、店舗側はレジ人員の人手不足を解消できることに加え、利用者は商品スキャンによるレジ待ち時間の短縮が可能だ。
なお、同店舗はNECが小売業向けに構築した売上管理、顧客管理等の店舗システムと、Cloudpick(云拿)社が有するセンサーからのデータ解析システムを連携することで実現している。
今後、社員証による入店管理に加え、NECの生体認証「Bio-IDiom」の中核技術である顔認証AIエンジン「NeoFace」を活用した顔認証による入店管理を予定している。また、給与天引きの決済に加え、クレジットカードや各種電子マネーと連携した決済を順次実現していく予定だ。
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ペイメントナビ編集部
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