2020年4月13日16:05
大日本印刷(DNP)は、みずほ銀行、野村総合研究所、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社と協力して、インターネットバンキング利用時の本人認証や、住所等の登録情報の管理の時に、利用者のスマートフォン等の端末の位置情報や本人の顔写真を活用して高いセキュリティを確保しながら、銀行が顧客データ管理を円滑に行う実証実験を行うと発表した。同実験は、金融庁の「FinTech実証実験ハブ」の支援案件として採用された。
同実験は、2020年5月11日~10月9日まで実施。ID・パスワードに頼らない、「本人にしか持ち得ない情報(顔情報・ジオロケーション)」による本人認証について、スマートフォンアプリを活用した実証実験を行い、その認証の精度を確認することで、利用者の受容性や利便性、セキュリティについて検証する。
DNPは「顔認証技術を活用した本人認証・本人確認サービス」をAPI(Application Programming Interface)連携によって提供し、スマートフォンのカメラで撮影した顔写真と銀行のサーバーに格納されている顔写真との照合を行う。
なお、みずほ銀行は、同実証実験の設計、効果検証などの主体、DNP は顔認証技術を活用した本人確認機能の提供、API連携による顔認証機能・eKYC機能の構築、グーグル・クラウド・ジャパンは同実証実験における技術支援の提供、野村総合研究所はインターネットバンキングにおけるPoC(Proof of Concept:概念実証)のアプリ、およびサーバーシステムの構築を行う。
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ペイメントナビ編集部
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