2020年4月15日9:00
大和証券グループ本社とクレディセゾンの合弁会社であるFintertechは、暗号資産を担保に法定通貨を融資する「デジタルアセット担保ローン」を開始した。大和証券グループ本社とクレディセゾンの両社において培った金融ノウハウと、Fintertechの保有する暗号資産管理テクノロジーを組み合わせることで、これまで国内では担保として取り扱われてこなかった暗号資産を対象とする、新しいローンサービスを実現したそうだ。
ブロックチェーン技術により非中央集権管理を実現した暗号資産は、2009年の誕生から10年以上が経過し、技術面での成熟と法整備を経て、着実にその裾野を拡げつつある。その一方で、暗号資産そのものを対象とした金融サービスはまだまだ限られているのが現状だ。同サービスでは、法人もしくは個人事業者を対象にビットコイン(BTC)を担保として法定通貨を融資することで、暗号資産の将来性に期待する長期保有者の資金需要に対応する。