2023年12月12日16:00
ORADAは、店舗や施設に設置されたQRコードの読み込むと、暗号資産(仮想通貨)やウォレットなしでNFTを受け取ることができるサービス「NFT QR Connect」の正式版をリリースした。これにより、NFTを来店記念やイベント参加証明として従来よりも簡易に配布することが可能になるそうだ。
NFT配布システム「NFT QR Connect」は、QRコードの他に、指定されたシリアルコードを入力することでもNFTを受け取ることが可能だ。事前に暗号資産(仮想通貨)やウォレットを準備する必要がないので、従来のサービスと比較して高い受取率を見込むことができるそうだ。
「NFT QR Connect」では、ユーザーが利用しているスマートフォンなどの端末の位置情報と、あらかじめ登録していた地点の情報比較をすることで、実際に店舗や施設に来場したことを条件にNFTを配布することができるという。特典として配布するNFTの設定(いつ、どこで、だれに)を詳細に設定できるので、イベントの参加証明や町おこしなどに活用可能だ。
また、NFTを一度だけ発行可能なシリアルコードを、必要な数量だけ発行することができる。特典として配布するNFTの数量をコントロールするだけではなく、配布したいユーザーや配布したいタイミングに合わせて、オフラインイベントなどで効果的に活用することが可能だ。
さらに、「イベントで配布したNFTの収集条件を設定して、その条件を満たすと「スペシャルNFT」を付与することが可能だという。例えば、『10種類のNFTをすべて集めるとスペシャルNFTがもらえる!』や『3か月連続で来場NFTを受け取ると割引NFTが受け取れる』など汎用性の高い機能を保有している。
すでに、7月25日、26日に開催されたアジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX 2023」の企業ブースにて、来場者限定NFTを無料配布した。また、アイドルグループのお披露目イベントやオーディションイベントで、来場者限定NFTを無料配布した実績などがある。
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ペイメントナビ編集部
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