2020年4月28日13:40
ジェーシービー (JCB)は、アジアで決済ソリューションサービスを提供するマレーシアのフィンテック企業Soft Space Sdn. Bhd.と提携し、スマートフォンを非接触決済端末として利用する「Tap on Mobile」の概念実証(PoC)を開始した。
「Tap on Mobile」は、アンドロイド(Android)版のスマホを非接触決済端末として利用する仕組みとなる。スマホのNFC機能を利用してJCB コンタクトレスで決済を行うことができるため、店舗側は決済端末を用意することなく手持ちのスマホを使用してJCBコンタクトレスの取り扱いができるという。利用者はJCBコンタクトレス対応カードもしくはモバイルをかざすだけで支払いが完了する。
JCBではPoCの結果をもとに、Tap on Mobile用SDK(ソフトウェア開発キット)の開発を進める。また、小規模でのパイロット実施について検討を行い、実用化に向けての課題抽出を進め国内外でのサービス導入の検討を進めるそうだ。また国内市場では、Tap on Mobileを用いたQUICPay(クイックペイ)の取り扱いについても検討をしている。
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ペイメントナビ編集部
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