2020年9月25日16:40
ソニーペイメントサービスは、OKI、メイテツコムと共同で、2020年10月1日にETCソリューションズを設立すると発表した。ETCソリューションズは、駐車場など高速道路以外の施設でもETC等のITS技術が利用可能となる環境を整備し、利便性の向上を図るためのサービスを実現していくという。
その第一弾として、ソニーペイメントサービスのスピーディーかつ安全な決済システム、メイテツコムが有する安定した高いシステム構築・運営技術、OKIが持つ高度なETC周辺機器開発能力を活用するとともに、中日本高速道路や三菱プレシジョン、オリエントコーポレーションと業務提携を行うことで、2021年度中に高速道路以外でETC技術を活用した決済サービスを開始する予定だ。
2017年以降、ETCソリューションズ出資各社および業務提携各社は協働で、ETC多目的利用サービスの本格的な事業化に向けて、駐車場やカーフェリー乗船場、ファーストフードのドライブスルー店舗などで、複数の試行運用を積み重ねてきた。ETCソリューションズはここで培ってきた技術や経験を活かし、顧客が車に乗ったままで利用する様々なシーンにおいて、究極の非接触・キャッシュレス決済を提供する。
代金支払・精算時に現金、クレジットカード等の受け渡しやスマートフォンの操作などが一切不要で、顧客の利便性向上や事業者の精算処理の効率化に留まらず、接触機会の低減による感染症予防対策まで同時に実現することが可能となる同サービスは、ウイズコロナ・アフターコロナの社会において非常に大きな役割を担っていくと考えているそうだ。
ETCソリューションズは、ETC多目的利用サービスを導入するために必要となる各業務提携先のサービスを「ETC多目的利用サービスパッケージ」として導入事業者に提供するとともに、ETC多目的利用サービスの会員組織を組成し、その運営・管理を行う。
ユーザーは、ETCカードとクレジットカードを用いて、あらかじめETC多目的利用サービスの会員登録を行うことで、ETC多目的利用サービスパッケージを導入した事業者の施設で決済サービスをご利用いただくことができるという。