2020年9月28日17:15
フィノバレーの電子地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を利用した、岐阜県飛騨高山地域を対象とする電子地域通貨「さるぼぼコイン」(運営:飛騨信用組合)は、2020年10月1日より、高山市のやすがわ商店街の消費喚起キャンペーンを支援すると発表した。
同事業はさるぼぼコインを運営する飛驒信用組合の協力のもと、安川商店街振興組合が高山市「産業団体等活性化策支援事業補助金」を活用して実施するもので、期間中にやすがわ商店街の対象店舗にてさるぼぼコイン決済を行うと、決済額の20%が還元される。また同事業では、ポイント還元のほかにwifi設置やSNSアカウント開設なども行われる。それらすべてを地域の事業者が担っており、商店街を地域の事業者チームで盛り上げていく特徴的な体制を取っている。
新型コロナウイルス感染症の影響で高山市内の観光客数は大幅に減少し、高山市の観光名所「古い町並み」に隣接するやすがわ商店街も大きな影響を受けているという。やすがわ商店街では、「ウィズコロナ」の観光施策を行っていかなければならない中で「キャッシュレス」と「マイクロツーリズム」をキーワードに挙げており、より衛生的で利便性の高い決済環境を作ることと、地元民・近隣の方にも改めてやすがわ商店街の魅力を伝えていくことの両面の観点から、飛騨高山地域限定のデジタル地域通貨である「さるぼぼコイン」を活用した消費喚起キャンペーンが企画されたとしている。
なお、協力は、飛騨高山ケーブルネットワーク(WiFi環境の整備等)、ゴーアヘッドワークス(ポスター等のデザイン)、飛驒信用組合(決済手段の提供、キャンペーンの広報支援)となっている。
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ペイメントナビ編集部
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