2020年9月30日9:05
JAグループでは、直売所(ファーマーズマーケット)のさらなる活性化を目的として一昨年の10月2日に「直売所(ファーマーズマーケット)の日」を記念日制定した。9月29日には、同記念日を盛り上げるPRイベントを実施した。
PRイベントでは、まず主催者を代表して、全国農業協同組合中央会 代表理事会長 中家徹氏が挨拶した。JAグループでは、新鮮で安全・安心な農畜産物を届ける「JA ファーマーズマーケット」を、全国約1,700箇所で展開している。消費者により一層、JAファーマーズマーケットを身近に感じてもらうよう、JA全中では、10月2日を「直売所(ファーマーズマーケット)の日」として日本記念日協会に申請し、正式登録された。
また、食の大切さ、地元の大切さ、それを生み出す農業の価値を伝え、日本の農業のファンになってもらうプロジェクト「みんなのよい食プロジェクト」に取り組んでおり、キャラクターの「笑味ちゃん」を中心に活動している。
なお、全国のファーマーズマーケットで2,000円(税込)以上購入すると、国産の黒毛和牛が当たるキャンペーンを8月31日~11月1日まで実施している。同キャンペーンでは、予備校講師の林修先生(JA グループサポーター)、キャラクターの笑味ちゃんのポスターを設置するなど、認知向上に努めている。
こうしたさまざまな取り組みは、各地のJA、JA全中、JA共済、JA全農、JAバンクといったJAバンク全体で行っているそうだ。JAファーマーズマーケットでは、農家の人々が、毎日新鮮な農畜産物を店頭に持ち込んでおり、消費者に国産の畜産物の魅力を一番感じてもらえる場所であるとした。今後もJAファーマーズマーケットは、消費者、生産者の交流の拠点、また、地域農業の振興や、地域経済の発展、自給自足向上など、食との地域にかかわるさまざまな役割を果たすよう、JAグループ全体で取り組んでいきたいとした。
PRイベントには、林修先生に加え、女優の仲間由紀恵さん(JA共済イメージキャラクター)、女優の松下奈緒さん(JA バンクイメージキャラクター)、アイドルグループ「虹のコンキスタドール」(JA全農 食の応援団)が登場した。直売所や野菜・果物の魅力を語り合うほか、野菜・果物の産地当てクイズや、新鮮な 野菜・果物を使ったスムージーの実食等を行った。仲間さんは、昨年はさまざまなカボチャを学ぶなど、より野菜や果物への興味が深くなったという。また、松下さんは以前から直売所が大好きだそうで、地域の直売所に行くと、その土地でしか採れない野菜があって面白いとした。
PRイベントでは、松下さんが2つ用意されたレタスを食べ比べ、どちらが当日の朝に採れたかを当てるクイズを実施し、見事に正解。
仲間さんは、ステージ上にある野菜や果物の中から、りんご、ブロッコリー、ピオーネを選び、スムージーを作り、実際に味わった。
また、虹のコンキスタドールのメンバーが落花生の品種や産地を当てるクイズにチャレンジ。林先生は、難易度の高い梨当てクイズに挑戦した。
最後に挨拶した林先生は、直売所は知らなかったことを教えてもらうなど、情報センターとしての役割も大きいとした。コロナ禍で家にいる時間が増える中、家族で出かけ、情報と新鮮な野菜を手に入れて帰ってきて、野菜を楽しく食べれば、家庭でのより充実した時間を増やすことができるとした。