2020年10月6日7:00
イオンリテールは、2020年10月6日より、ニューノーマルにおけるCX(顧客体験価値)向上をめざし「イオンスタイル有明ガーデン」(東京都江東区)を“リアルとデジタル”を融合した“ニューコンビネーション”のモデル店舗として、デジタルを活用したさまざまな取り組みの実証実験を開始すると発表した。
「イオンスタイル有明ガーデン」では、デジタルサイネージやカメラを通じたAI技術を活用し、利用者の購買行動の可視化を行い、新たな顧客接点の創造や楽しく快適な買物環境の提案、店舗オペレーションの効率化など検証するという。
具体的には、商品棚に動画配信できる「ビデオレール」を活用し、商品と販促が連動した提案を行う。また、コンテンツ内の2次元バーコードから商品やレシピ紹介、将来的にはオンラインショップへの遷移を行うことでOMO(オンライン・マージズ・ウィズ・オフライン)の取り組みを推進していく。さらに今後、店内に設置したデジタルサイネージで商品加工や調理など、ライブ配信を行うことで、非対面や非接触でも体験できる買い物の楽しさを提案するそうだ。
また、利用者が専用レジで会計後、貸し出しスマホに表示される2次元バーコードをセキュリティゲートにかざして、買物を完了する仕組みを検証する。また、今後は専用アプリの開発やレコメンド機能の追加により、買い物中のメニュー提案も予定している。
さらに、店内に設置したカメラでは、3密防止の取り組みとして売場の滞在人数を計数し、混雑前にレジ応援や入店制限するほか、利用者の年齢をAIが推定し、未成年者の場合レジに設置した端末のアラートにより、お酒の販売時に確実な声かけをする。利用者にとってストレスの少ない買い物環境の提供に加え、従業員の負担軽減を目指す。
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ペイメントナビ編集部
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