オハイオ州コロンバス市にスマート・シティ技術を提供(NXP)

2016年7月14日22:18

NXPセミコンダクターズN.V.は、最新の車両通信ソリューション、RFIDタグ、スマートカードICなど、スマート・シティ向けの同社の技術が、米運輸省の「スマート・シティ・チャレンジ」の優勝都市であるオハイオ州コロンバス市の企画で重要な役割を果たすことになったと発表した。

NXPは運輸省とのパートナーシップを通じコロンバス市と連携し、クルマによるセキュアなデータの送受信、事故防止、交通の流れの改善を可能にするワイヤレス通信技術の普及を支援すると同時に、クレジット支払いや現金支払いを行いたい乗客の双方に対し、公共交通機関へのセキュアで高速かつ容易なアクセスを可能にするスマートカードICの普及もサポートする。

「スマート・シティ・チャレンジ」は全国規模のコンペティションで、優勝した米国の中規模都市に運輸省を通じて5,000万米ドルの賞金を授与するもの。この賞は未来のコネクテッド・シティ開発や、人口増大が交通インフラに及ぼす問題の解決策に関するアイデアに対して与えられる。優勝都市であるコロンバス市には、NXPや他のプログラム・パートナーからさまざまな先進的スマート・シティ技術が提供される。

NXPはDouglas Community Centerでの発表式典で、動作するNXPのRoadLINK V2X技術をメディア、政府高官、コロンバス市民に実際に見てもらうため、パートナーのデルファイ社やシーメンス社とともに車車間、路車間通信(V2X)技術のデモを行った。

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