2011年1月12日13:03
日立電子サービス(日立電サ)は1月11日から、トレンドマイクロとサーバ向けセキュリティソリューションで協業を開始したと発表した。今回の協業に基づき、日立電サはWebアプリケーションのぜい弱性を診断し、Webサイトの安全性を確保するとともにSQLインジェクションやマルウェア等の攻撃からサイトを保護するSaaS型の「Webサイトプロテクションサービス」の提供を開始する。
Webサイトプロテクションサービスは、ネットワーク・OS層に加えアプリケーション層のぜい弱性診断によって、Webサイトの健全性を網羅的に診断する。また、新種のマルウェアや新たな不正アクセスから常時サイトを保護し、日立電サにて24時間365日監視を行う。さらに、同サービスはペイメントカードの国際基準であるPCI DSSの要件6.6にも対応しているという。
今回、トレンドマイクロの総合サーバセキュリティソリューション「Trend Micro Deep Security」の不正侵入防御、Webアプリケーション保護、変更監視技術を採用し、新たな協業形態として同ソリューションをSaaS型で提供することで、ユーザーのサイトのセキュアな運用を実現する。
Webサイトプロテクションサービスは、「診断」と「監視」2つのメニューを設定。 診断は31万5,000円(税込)から となっており、サーバのぜい弱性を診断する「サーバ診断」、サーバ上で稼働するアプリケーションを診断する「Webアプリケーション診断」、サーバの運用・管理面から診断する「運用診断」を提供する。監視は月8万9,250円(税込)からで、サーバにエージェントソフトウェアを導入し、「不正侵入防御」「Webアプリケーション保護」「変更(改ざん)監視」の機能をSaaS型で提供する。