2015年10月6日20:08
NTTデータ、セキュアブレイン、大日本印刷(DNP)の3社は、インターネットバンキングにおける不正送金対策ソリューション「PhishWallクライアントレス(フィッシュウォールクライアントレス)」の普及を共同で進め、不正送金被害の削減に取り組むと発表した。
3社は、NTTデータが提供する個人向けインターネットバンキングサービス「AnserParaSOL」および、法人向けインターネットバンキングサービス「AnserBizSOL」を利用する金融機関に対し、セキュアブレインが開発した「PhishWallクライアントレス」を利用できるサービスを2015年11月16日より提供する。これにより、普及率が課題となるウイルス対策ソフトウエアのインストール有無に関わらず、「AnserParaSOL」、「AnserBizSOL」におけるインターネットバンキング利用者すべてに、ウェブブラウザーでの通信の盗聴や改ざんを行うウイルスの攻撃を検知・防止するセキュリティ対策を提供することが可能となる。また、金融機関は、個別に環境を構築することなく、「PhishWallクライアントレス」を導入することができるという。
なお、販売は、金融機関のICキャッシュカードの実績とセキュリティソフトのインストールタイプである「PhishWall プレミアム(フィッシュウォールプレミアム)」の実績を持つDNPが担当する。さらに、3社は共同で、「PhishWallクライアントレス」の普及を進め、2016年3月までに20金融機関の受注・導入を目指す。